顔の印象で他人に聡明さを感じさせるのは鼻だと言われています。 鼻筋が通っていて小鼻が小さいと、それだけで賢そうな印象になるのです。 低かったりバランスの悪い鼻で必要以上に自信を無くしたりするのはもったいない。 美容外科ではいろいろな方法でコンプレックスを解消できるのです。
■解決法
鼻を高くする隆鼻術には、人工軟骨を挿入する「プロテーゼ法」と、 自分自身の耳の軟骨を挿入する「耳軟骨法」、「プチ整形」とよばれる ヒアルロン酸やコラーゲンを注入する方法があります。
「プロテーゼ法」は手術後約3ヵ月、そして「耳軟骨法」は手術後約1ヵ月間は、 強い衝撃や刺激を与えないようにする必要があります。 これは、挿入したプロテーゼや耳軟骨が固定されるのに必要な時間なのです。ですから、固定される前に「鼻がボールにぶつかる」「転倒して鼻をぶつける」などの衝撃を与えた場合には、ずれてしまう可能性がありますので注意が必要です。
「プロテーゼ法」では、3ヵ月で人工軟骨が繊維性膜に包まれて固定されますので、これ以降であれば多少の刺激でもずれることはほとんどありません。また、「耳軟骨法」では1ヵ月で挿入した耳軟骨と鼻軟骨同士がくっつきますので、これ以降であれば強い刺激でもずれることはありません。しかし「プロテーゼ法」の場合、医師によってはその人の元の鼻に合わないような長い人工軟骨を挿入したり、鼻の皮膚のすぐ下(浅い場所)に挿入する場合があります。このような場合には、異物である人工軟骨が常に皮膚を刺激し固定されませんので、多少の刺激でも動いてしまったり、時間とともに鼻先の皮膚が薄くなって化膿したり、最終的にはプロテーゼが外に出てくる可能性も考えられます。
経験豊富な医師と直接相談をすること、そして自分自身の希望をきちんと話しアド バイスを受けた上で手術に臨むことが大切です。鼻の手術の場合には傷が鼻の内部にありますので、風邪をひいているときやアレルギー性鼻炎などの症状が強いときには、感染の可能性がありますので避けたほうがよいでしょう。手術後3週間位経過して傷が完全に落ち着いてからであれば、鼻をかんでも全く影響はありません。
「プチ整形」と呼ばれるコラーゲンやヒアルロン酸を注射する方法ですが、コラーゲンやヒアルロン酸はもともと人間の体内にあるものなので安心なこと、施術時間が10分程度と手軽なこと、プロテーゼなどを入れる手術より安いことがメリットです。しかし3ヶ月〜1年で体内に吸収されるため定期的にクリニックに通わないといけません。それぞれの方法のメリットデメリットを比較し、自分に合った方法を取りましょう。
■費用
プチ整形と呼ばれるヒアルロン酸を注入する方法は各クリニック10万円前後からとなっているようです。プロテーゼによる隆鼻術は30万前後、耳軟骨での隆鼻は35万前後が主流のようです。詳細は各クリニックにお問い合わせください。 |